国際交流イベントBOOK
国際交流イベント開催国を更に詳しくレポート!動画配信&タウン情報もアップ!
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2012/02/25(土) 11:00〜13:00
会場: 南青山 CHAPPE SQUARE
皆様、こんにちは。
寒い日が続いておりますが、大分日も長くなり春が近づいているのを感じられるようになりました。
そんな春に向かう雨の中、先日の土曜日は国際交流イベントVol.7 インドが開催されました。
今回は講演者にマルカスさんをお招きしてインドの文化や生活、インドの方の人生観についてお話を伺いました。
インドの方々は全ての身の回りに起こる事は神様の思し召しであるという考えで、良い事が起こっても決しておごらず、悪い事が起きても落ち込みすぎる事は無いそうで、
競争と言う意識が無く非常にゆったりしているそうです。 また、この世で達成できなかった事は来世で達成すれば良いという考え方もあるのでより人生をリラックスして生きているそうです。
日本人からすると、そういった考え方を出来ると言うのはうらやましく思える部分でもあり、またそういった考え方が時には必要なのかもしれないと思いました。
ただ、面白い話としてそういった考え方のためかオリンピックの成績はやはり良くないようです。(笑)
マルカスさんのお話の内容をまとめました。是非ご覧下さい。
【インドの名前】
ヒンディー語で「バーラト(Bharat)」。
【人口】
12億。日本の10倍。
以前インド人は人口の多さを問題視していたが、最近ではそれはを国の力と考えるようになった。
なぜ、インドが近年急速に進化をし続けているか?
この人口の多さが理由の一つ。人口が多いと、買い物をする人も増え経済的な発展もあり、労働者も増える。人口の大半が40歳以下というのも強み。世界でも将来インドは力の大きな国になると予想されている。
【天気】
夏と冬。夏は長く非常に暑くなる。南は暑いが、デリーなどの北部では冬になると、気温4度になることもあり、雪が降る地域もある。世界で一番寒い国はシベリアだが、実は第二位はインド。
【地域ごとに違うインド】
29の州があり、一つの地域の面積が大きくそれぞれ違う文化を持っている。
フランス、イタリア、ドイツ、、などヨーロッパの国々を数日間で旅行するみたいに、それぞれの地域で違った文化を楽しむことができる。
言語、人々の容姿などが違い、肌が黒いインド人もいれば、白人で赤髪、ヨーロッパ人のような見た目の人もいる。
アジア側のほうは、モンゴル系の人々がいたり言葉も見た目も全く違う。
【言語】
1625の言語がある!
公用語は英語。しかし、インドには英語のほかに公用語ではないが、「公的に認められた言語」として、22の言語が登録されている。
人口の25%が未だに読み書きができないため、インドでは案内用の看板などがない。看板を作ったとしても、1625の言語があり自分の言語しか読めない人もいたり、そもそも読み書きをできない人がいるのであまり意味がない。
だから看板は作らないほうが良い!という考えになったそう。そのため、受付やインフォメーションセンターの設置は必須。
【ヒンドゥー教】
インドの人口の80%はヒンドゥー教。
多くの人が仏陀はインドのルンビニで生まれたので、インド人は仏教徒だと考えるが実は80%がヒンドゥー教。
「ヒンドゥー教」という言葉は一つの宗教を示している言葉ではない。
「ヒンドゥー」という言葉は「インド人」という意味。
アラブ人たちが自分たちの宗教と違うインド人の宗教を区別するために作った言葉です。
宗教を指す言葉として出てくるのは、「バラモン教」のみ。
ヒンドゥー教には創始者はいない。
日本の神道と同じように、自然に発生し土着した宗教。
木、水、川、山など自然を神様として畏れ敬った。
宗教とは、人々の恐れを軽減するために生まれたもの。大きな災害があれば、人々は恐れを抱く。
その際に「神様の力だ」と考えたり、目に見えないがそこに何かがあると考えたがります。
【インドでの仏教】
仏教はインドから発生したのにも関わらず、仏教徒は人口の1%くらい。
インドでは仏教徒自体は少ないが、仏教はとても大切にされている。
インド人にとって仏教とヒンドゥー教は別物ではない。
ヒンドゥー教の神様は主に、ヴィシュヌ神、ブラフマー神、シヴァ神の3つ。
その中の一つ、ヴィシュヌ神は、地球に何か良くないことが起こると、この世界に化身として現れ、人々を救うと言われている。
これまで、九つの化身が現われたが、その9番目の化身がお釈迦様だという。
仏教とは、ヴィシュヌ神の化身であるお釈迦様が説いた教えであるというのが、ヒンドゥー教の解釈。
このような経緯で、仏教はヒンドゥー教の中に取り入れられた。
インドでは人々が必ず何かの宗教を信仰しており、その宗教的な習慣に沿って生活をしている。
【ガンジス川】
元々の名前はガンガ。
インドでは尊敬の意を込めるときに「ジ」をつける。例えば、人の名前だと「マルカス ジ」。
ガンジス川は神聖な川なので、インド人は「ガンガ ジ」と呼んでいた。それをイギリス人が「ガンジス」というようになり、「ガンジス川」として浸透していった。
【今でも続く伝統的な習慣】
①家族全員で暮らす
インドは大家族。祖父、祖母、父、母、息子、孫など家族全員が一緒に暮らしている。インドの70%が村で、今も農業を生業として成果いつしている。今、インドは産業国になろうと努力しているが、同時に農業なども保持しようとしている。
②トイレットペーパーは使わない
トイレの際、紙は使わずに水でキレイに洗う。
③ガンジス川でお祈り
朝、ガンジス川に行って身体を洗い日の出を見ながらお祈りをする。
これはインドで初めて始まったお祈りの仕方。
③死者はガンジス川へ
死者の遺灰はガンジス川に流す。人口が12億もいるのでお墓があると大変なことになるため、インドにはお墓はない。
日本に神棚があるように、インドにも自宅に神聖なものを置いておく場所があり、そこに死者の遺品や遺灰を飾っておく。
④お寺は綺麗に
インドは金がよく取れる。しかし、インド人は金などの高価なものを自宅で所持せず、お寺に飾るべきもの、お寺は綺麗に保たれているべきもの、という考えを持っている。
インドはとても歴史が古く伝統的な習慣を今でも継続して行っている国。
【先生は神様以上】
インドでは「先生」に対して多大な尊敬をする。先生とは「知識」を教えてくれる存在のため。先生は神様よりも上の存在。もし神様と先生が同時に現れたら、神様よりも先に先生に挨拶をするそう。なぜなら、先生は神様のことを教えてくれた存在だから。さもなければ彼らは神様について知ることがなかった。だから先生のことを何よりも誰よりも尊敬する。
コンピューターに対しても同じ。コンピューターも様々な知識を教えてくれるため、神様のように尊敬をしているそう。
【インド人の人生観】
インド人はマイペース。電車もめったに時間通りにこない。逆に、時間通りにきたときはみんな驚きます。
日本人は常に急いでいるイメージがあるが、インド人はいつもリラックスしてマイペースな様子。
このインド人の様子は、彼らの人生観に根付いている「輪廻転生」の考えからきている。
<輪廻転生>
「人生は一度きりではない。死んでも人生は終わらない。死んだ後にも次の人生がある」
「今成し遂げられなかったことがあっても、来世で頑張ろう」といった考えなので、無理をせずにゆったりと生きていくことができる。
人は初めての場所に行くときに緊張したり、恐れを抱いたりする。しかし、その場所を知っていれば安心して行くことができます。人生もそれと一緒。私たちはもう人生という場所を経験しているので、また戻ってくる際には何も怖がる必要はないのです。
「人生に締め切りはない」
例えば、原稿を木曜日までに出さなければいけない時、火曜日、水曜日はとても焦る。しかし、「木曜日ではなく、来週の月曜日まででいいよ」といわれたら、とってもリラックスするだろう。
「来世もある」という考えを持っている限り、人生を繰り返す。「ここまで」という締め切りがないので、インド人はいつもリラックスしているのだ。
インド人は死ぬことに準備ができている。
死に恐れはなく、「新しい世界に入って行っている」という考え。
インド人は遅刻をしても謝りません。「ありがとう」も言いません。焦るという考えがないのです。
【余生の過ごし方】
多くのインド人は自分の死がもうすぐと感じ取ったとき、「ワラナシー」という場所に行く。
インドでは、ワラナシーで火葬されれば直接天国へ行けると言われている。
インド人は死ぬ前に何かしらで死を感じ取り、ワラナシーへ行く前に身のまわりの全てのものを片付け、子供に分け与えるものは分け与える。
その後、家族にお別れを告げ、ワラナシーへ旅立ち、死を待つ。
ワラナシーにはそういった人たちが泊まる施設がある。お金持ちによって運営されており、無料。
参加者の方からは「インドで仕事をする場合、どうやってインド人社員のモチベーションをあげるのか?」
といった質問も出ておりました。 確かに、そういった人生観をお持ちの方々とビジネスをやるには理解しておかなければいけない問題ですね。
講演会の後はマルカスさんを囲んでインド料理を食べながらの交流会を致しました。 大変気さくな方で参加者の皆様からの個人的なご質問等にも丁寧に答えてくださっておりました。
来月の3/24(土)もマルカスさんをお招きしてインドのビジネスについてお話を伺います。
こちらはマルカスさんの著書『インド流! マルカスが紹介するお釈迦様の国』です。 インド人の方の生活感、宗教観について分かりやすく書かれております。
ご興味がある方は是非! 弊社にもございますので会員の方はご自由にお読み頂けます。
それでは来月も皆様に御会いできるのをお待ちしております。
ビジネス編
2012年 3/24(土) CHAPPE SQUERE
皆さん、こんにちは。
先週の土曜日(24日)はCHAPPE SQUEREで国際交流イベントVol7. インドビジネス編が開催されました。
だいぶ春らしく爽やかな日が多くなってまいりましたが、当日はあいにくの雨もよう。 それでも、多くの方にご参加頂きました。
今回も、先月のインド文化編の時と同様マルカスさんに講師としていらして頂きました。
今回も大変わかりやすい英語で、 また豊富な日本、インド両国に関する知識から参加者の方が直感的に理解できる分かりやすいお話で、大変好評でした。 もっと長く聞いていたかったというご意見も頂き、今後はそのような声にお答えできるようなイベントにしてまいりたいと思います。
講演の中で、特にマルカスさんが強調されていたのは、インドには英語という世界語を話せる人が12億人もいるということです。 中国のほうが人口は多いですが、インドは民主主義という現在主流の社会構造を持った国で、かつ英語を話せる人をそれだけ大量にを抱えているのです。 しかも、それらの人口の大半が40歳以下というそのポテンシャルは計り知れないものがあると感じました。
イベントの後半はマルカスさんを囲み、マルカスさん経営のインド料理店「ブカラ」よりお持ちいただいたインド料理を頂きながら懇親会となりました。
参加者のみなさんも、個人的にお聞きしたいような事を直接マルカスさんにご質問されていました。
来月は、補欠選挙真っただ中のミャンマーを取り上げます。 民主運動家として世界的に有名なアウンサン・スーチーさんの活動が日本でも頻繁にニュースでよく取り上げられていますね。 ミャンマーは名前は良く聞きますが、どのような国なのか詳しくはご存知無い方が多いと思います。そんな、ミャンマーという国は今後は日本がビジネスをしていく上でも大変有望な国なのだそうです。
それでは、これからも皆様にお会いできるの楽しみにしております。
今回のイベントで使われたパワーポイントの資料は弊社のFACEBOOKページ内の資料室にてダウンロード出来るようにさせていただきます。 数日いないにアップロードしておきますのでご興味のあるかたは是非ダウンロードしてください。
ルピー。現在(2013年5月)、100円が55ルピー。
ヒンディー語(連邦公用語)
英語(連邦準公用語)
その他複数の各州公用語
「ナマステ」と言いながら、手を合わせるあいさつ。男性は外国人に握手をする場合もあるが、女性にはあまりしない。もし女性があいさつのときに手を上げたら、それは丁寧な合図で、握手してよい。たくさんの人と挨拶をする場合は、まずは年上の人から挨拶するように気をつける。
英語で「How much is it?」といったら、問題なく通じる。
インドの人口は世界2位なので、主要都市が多い。ムンバイ、ニューデリー(首都)、バンガロール、コルカタ、ハイデラバード、チェンナイ。
ワーラーナシーのガンジス川、タージ・マハル(世界遺産)、マイソールの藩王宮殿。
主な国際空港が5つ:ムンバイ、デリー、バンガロール、ハイデラバード、チェンナイ。デリーの空港から、地下鉄で都心部へ行ける。ムンバイ空港からはプリペイドタクシーがお勧め。メーターのタクシーに乗るなら、だまされる可能性があるので要注意。
デリー、ムンバイなど、大きくてモダンな地下鉄が走っているので、簡単にデリー市内を旅行できる。他の都市ではバス、三輪タクシー、タクシーしかない。三輪タクシーは若干怖いそうだが、アドベンチャーが好きな人には楽しめる。
インドは非常に大きな国なので、交通のオプションが多い。飛行機の国内線が発達している。Indian Airlines, Jet Aiways, Air Saharaとういうエアラインがある。昔、インドがイギリスの植民地だったので、鉄道もたくさん。しかし、込む可能性が高いので、観光客に対してはスリ、ドラッグを渡される事件がありえる。バスは安いし、鉄道がない山脈の町につながっている。レンタルカーとプライベートドライバーの使用もかなり安い。
政府に関する問題が多いパキスタンの国境、デモなど起こる可能性が高い。それ以外の場所では、人通りが多く込んでいる道や電車の中では、スリに注意。
+91
電圧が220V/50Htz.プラグの形は4つあり、B3, BF, B, Cタイプ。アダプターは必ず持って行くべき。
インド政府によると、645の人種がいる。
インド料理は地元の香辛料、ハーブ、肉、野菜、果物から作られる。典型的なセットがタンドリーチキン、豆カレー、肉カレー、ご飯、またはナン。
郊外には保守的な人が多いので、特に女性の観光客は長袖を着たほうがよい。お寺の中は撮影禁止。基本的に食事は手で食べるので、食べる前に両手を良く洗う。
ガネーシュ・フェスティバル(ゾウの頭の神)、ディーワーリー(光の祭りとよくよく呼ばれる)、他のヒンドゥーに関する祭りも多い。
宗教、民族によって民族衣装が異なるが、一番有名なのが女性の「サリ」という衣装。
インドで水道水が難問。安全に飲むことができないので、沸騰しなければならない。
州によって飲酒年齢が異なる。18歳から25まで。しかし、Gujarat、Manipur、Mizoram、Nagaland州では飲酒自体が禁止されている。喫煙は21歳から。
全国的にたくさん門限があるので、クラブとバーは早く閉まる。たとえば、ムンバイとデリーで、1時半にパーティーが終わる。
インドは英語も公用語なので、通じる。
インドでインターネットが発達していない上に、ワイヤレスインターネットもあまりない。
パスポートを見せ、パスポートコピー、ホテルの住所を持っていくと簡単に携帯を買うことができる。
○就労関連査証
外国人を雇用する場合、雇用主は就労期間に応じた外国人雇用税を支払う必要があります。
就労許可の有効期間は1年間、更新可能。審査は申請から所要5~10日、更新時は3日間。
■T査証
外国企業および駐在員事務所に所属する管理職用。
■HG査証
労働契約を結んだ外国人就労者用。
就労ビザの申請は、日本のモンゴル大使館にて申請をすることによって審査を受けて発給まで至ります。この診査には、基本的にはあまり時間も掛からず問題なければすぐにでも発給となります。
ところがその申請書類に必要な外務省からの受理番号を得るためにいろいろな資料を予めモンゴルの在日本大使館に提出する必要があります。
◎モンゴルの就労ビザ取得に必要な資料
①志願書②保護者志願者同意書③健康診断書(英文で記入、)④最終学歴卒業証書コピー又は在学証明書⑤履歴書⑥パスポートのコピー⑦写真4枚(パスポート用サイズ)⑧日本語教師養成講座修了証書あればそのコピー