国際交流イベントBOOK
国際交流イベント開催国を更に詳しくレポート!動画配信&タウン情報もアップ!
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先週29日に開催された国際交流イベント~オーストラリア~!
「今年オーストラリアにワーホリに行くので情報収集に来ました!」 「オーストラリアに住んでたことがあります!」
「オーストラリアにボランティアに行こうと思っていて・・・」
などなど、皆さん様々な違った目的でイベントに来てくれました!
ゲストスピーカーはオーストラリア出身、早稲田大学大学院生のベンさん。
良い印象が強いオーストラリア。実際のオーストラリア社会はどんな感じなのか詳しくお話ししてくれました。
一見平和でゆったりしているように見えるオーストラリア。しかし、今でも白豪主義のオーストラリア人政治家がいたり、
白豪主義の若者達が暴動を起こしたりなど、人種の争いも起こっているそうです。
ベンさんのプレゼンテーションをまとめました!
皆さんチェックしてみてください!
Finding Australia by Ben Ascione
オーストラリアの首都:キャンベラ
昔、シドニーとメルボルン、どちらを首都にするか争いがあった。その結果、中間のキャンベラが首都となった。
オーストラリアは日本の20倍の国土を持っているが、人口は日本の1/6。
【移民の国・オーストラリア】
国民の3割が移民。学校や会社などあらゆるところで様々な国から来た人たちを見ることができる。
見た目が全く違う人たちが混ざっている社会はオーストラリア人にとっては普通のこと。
◇移民の歴史◇
1901年頃
“White Australia Policy”
イギリスの植民地から一つの国になったときに行われた人種差別的な移民政策。白人の移民のみを受け入れていた。
もともと最初にオーストラリアにいたのはアボリジニと呼ばれる原住民の人々。
またゴールドラッシュ時代に金を求めてきていた中国人の移民の人々もたくさんいた。
その人たちは居残ることができたが、オーストラリアの法律から特別に免除されるための申請が必要だった。
その頃は、もともとオーストラリアに移住していた人々以外の非・白人の移民は一切受け入れなかった。
第二次世界大戦後
オーストラリアは多くの労働者を必要としていたため、移民政策を緩和し、白人以外の受け入れも開始した。その頃、イタリアやギリシャからの移民の波がきた。この結果、メルボルンはアテネに続き世界で二番目に大きいギリシャ人の街となった。
**イタリア・ギリシャの移民の影響**
“Gyros”
ケバブに似たギリシャ料理。オーストラリアのどこに行っても食べることができる。
“スパゲッティ、ピザ、パスタ”
イタリア料理の浸透。
1960年代~1970年代
“Great White Policy”・・・白豪人主義が続く。この頃は人種差別主義の時代と共に、性差別主義者の時代でもあった。
ベトナム戦争に参加。オーストラリアは戦争責任があった為アメリカと同様にベトナムへ軍隊を送り、戦争に参加した。この頃、ベトナムから多くの難民がオーストラリアに逃げてくる。
1970年代
アジア人の移民受け入れ再スタート。当時の首相は、ベトナム戦争に参加したことによりオーストラリアは戦争責任があると、ベトナムからの難民を受け入れ始めた。
ベトナムからの難民の一人で、現在コメディアンとして活躍しているAndoという人物がいる。彼の著作は、”The Happiest Refugee(最も幸せな難民)”
最初のベトナムからの難民の受け入れから、アジア全体や中東などからの移民が増え始めた。
【日本と違うオーストラリア】
◇友達のコミュニティ◇
友達はプライベートなもの!
日本では、大学のゼミ友達、仕事仲間、などでも親しい友達ができるのは普通だが、オーストラリアでは仕事の同僚と友達になることは必ずしも必要ではない。
仕事上の関係はフォーマル、プライベートの関係はインフォーマル、と区別がはっきりしている。日本のように「同僚と飲みに行く」という感覚はあまりないので、覚えておくといいかも。
◇転職についての考え方◇
仕事・キャリアを変えるのは一般的!
少なくとも人生に一度は転職するのが普通。政府関係の仕事以外、日本のように終身雇用制度がなく、能力ベース。
オーストラリア人にとって、転職は自分のキャリアを変え、新しいことにチャレンジし、自分のやりたいことをやり、自分自身を幸せにする為に不可欠なもの。
◇みんな平等!◇
人種や性別関係なく、万人にチャンスがある!
オーストラリアは能力ベースなので、能力やスキルがあれば誰でも良いポジションにつくことができる。政府関係の仕事であっても、移民の人がたくさん働いている。
例えば、ベンさんのお知り合いで現在、政府の気候変動局の国際課の代表として活躍している女性の方は、家族とシンガポールから移住してきた女性。
彼女は、「他の国で生まれた白人ではない女性が、この仕事と同等なものにつける国はオーストラリア以外にない」と話しているそう。
オーストラリア人の考え方
“Give everybody a fair go!”
全ての人にチャンスは与えられ、全ての人がチャレンジする資格がある!
今まであまり見ることがなかったオーストラリアのネガティブな側面を知って、皆さん少しショックな感じでした。
でもやはり多民族国家のオーストラリア。
"Everybody goes fair!" 人種など関係なく全ての人にチャンスがある、という意味の彼らのポリシー。
他の人種への偏見があまり表にでないのもこのポリシーが根付いているからでしょうか^^
ベンさん貴重なお話ありがとうございました!
そのあとはランチパーティ。ベンさんに個人的に質問しに行ったり、他の参加者の方とお友達になったりとても楽しい雰囲気でした。
写真はベンさんがオーストラリアの国民食、ベジマイトの食べ方を見せてくれているところです。
ダイニングのスタッフも混じって英語でおしゃべり♪
皆さん、楽しい時間を過ごしていただけましたでしょうか? お越しいただいた皆さんありがとうございました! 次回もお待ちしております^^
オーストラリア・ドル。
現在(2013年7月)100円が1.09豪ドル。
英語
普段の英語のあいさつで問題なく通じるが、オーストラリア独特なあいさつもある。たとえば、「G'day」(グデイ)が「おはよう」、「Cheerio」(チーリオ)が「バイバイ」。
「いくらですか?」が「How much is it?」。
首都はキャンベラだが、シドニー、メルボルンが最大都市。
すばらしい自然の国で、自然遺産が多い。人気があるのがグレート・バリア・リーフ。タスマニアでも珍しい景色が見え、タスマニア原生地域も世界遺産。ゴールドコーストでは海水浴、サーフィン、サイクリングなどの多くの楽しいアウトドアアクティビティができる。「The Outback」というラクダがいる砂漠も昔からオーストラリアの象徴。シドニーとメルボルンとブリスベンがきれいで大きな町。シドニーオペラハウス(写真)も世界遺産。
シドニーから国際空港まで約9km。電車、シャトルバス、公共バス、タクシーでシドニーの都心に行ける。
シドニーは電車、市電、バス、フェリー、タクシー、ライトレール、観光客対象モノレールで市内がつながれている。メルボルンも電車、市電、バスで市内を楽に旅行できる。
オーストラリアは世界第6位の大きな国で、各都市間が広いので国内線が多い。自然の景色を見るのが好きな人はよくレンタカーを利用する。
犯罪率は非常に低いが、他の危険がある。特に、水死率が毎年高い。都市以外の海と砂漠にいる毒動物にも注意。緊急の場合は、オーストラリアのどこからでも000番に電話すると、レスキューが来てくれる。
+61
オーストラリアの電圧が240Vで、プラグが「Type I」という形で、中国、アルゼンチン、ニュージーランドと同じ。上部が逆さのVのように二つのフラットピンと、下部が人のフラットピン。特徴が珍しいので、次のリンクで確認できる。http://i.imgur.com/VyTLL.jpg
オーストラリアは「multicultural nation」なので、様々な民族がいる。200年ぐらい前に、オーストラリアに移住してきた移民者はイギリス出身なので、現在のオーストラリア人もほとんどイギリス系。しかし、最近の移民により中国系、インド系、東南アジア系、ヨーロッパ系も多い。現在4分の1の人口が移民となっている。アボリジニなどの先住民も少数いる。
オーストリアリア先住民は狩人だったので、殖民前と殖民後の料理が非常に違う。現在移民の影響によりオーストラリア料理は変化し続けている。オーストラリア料理で最も有名なのがベジマイト(野菜ペースト)、パブロバ(メレンゲ、生クリーム、果物のデザート)、ミートパイ。イギリス人のために、ラム肉、ビーフが人気があり、珍しいエミュー肉とカンガルー肉もスーパーで買える。オーストラリアの海も広いので、さまざまな魚料理もある。
オーストラリアのマナーはほとんど西洋と一緒。たとえば、オーダーなどで店員と話をする時に必ず「thank you」と「please」と言うこと。また、アメリカと違って、チップは全然ない。レストラン、ホテル、タクシー、どこでもチップがない。オーストラリア人は比較的にとてもカジュアルな人。外でアルコールを飲むことは悪いマナーであり、禁止されている。
オーストラリア英語にはたくさん面白い表現がある。例えば、「Barbie(バービー)」は日本でいうバービー人形のことではなくて、バーベキューのこと。「arvo(アーボ)」が昼と夕方の意味。オーストラリア以外出身のネイティブの人でもわからないことが多い。
オーストラリアで行なっているイベントは音楽フェスティバル、ビールフェスティバル、最近では移民者文化フェスティバル、キリスト教フェスティバル、アートフェスティバルなどたくさんある。最近大人気のフェスティバルがゲイ・アンド・レズビアン・マルディ・グラ。ゲイパレードみたいで観光客も多い。他にも人気があるフェスティバルがメルボルン国際コメディフェスティバルで、世界一番大きなコメディーイベント。
なし
安全に飲める。
16歳以上の人がアルコールを飲めるが、買うことはできない。クラブやバーにも入れない。18歳からタバコ、飲酒、お酒を買うことが出来る。
アメリカのドラマが人気があるが、オーストラリアのドラマもいろいろある。たとえば、Home and Away、 NeighboursとCity Homicide。
オーストラリア人はよくナイトライフを楽しんでいる。特にパブとバーが多いが、大きな都市にはクラブもたくさんある。
靴と服のサイズ表示はイギリスと同じ。日本人にとっては少し大きい。男性の靴なら、濠サイズ(日本サイズ)- 5 (24), 5.5 (24.5), 6 (25), 6.5 (25.5), 7 (26), 7.5 (26.5), 8 (27), 8.5 (27.5), 9 (28), 9.5 (28.5), 10 (29)。女性の靴なら、3 (22), 3.5 (22.5), 4 (23), 4.5 (23.5), 5 (24), 5.5 (24.5), 6 (25), 6.
公用語は英語。
インターネット接続が速く、ワイヤレスWiFiカフェやマクドナルドでも使うことができる。
観光客でも携帯を買いやすい。レンタルやプリペイド式の携帯電話がある。日本から携帯電話を持ち込むこともできるが、通話料が高くなる可能性がある。
○就労査証 (Subclass 457)
2013年7月、大幅改正の予定。より厳格化され、ハードルが高くなることが見込まれています。
○概要(サブクラス457)
就労査証は事業経営者を含む一般就労用です。永住権ではありません。
滞在期間は最長4年まで。更新可。ただし事業開始後1年に満たない企業は原則的に1年限定。
さらに進出企業の現地実績などによって1年(通常3~4年)に制限される場合があります。
審査は主に受入れ先、職業、申請者といった3ステップで行われ、転職したり職種変更の場合は無効となり新たな申請取得が必要となります。※2004年よりインターネット申請に対応。
○就労査証の整理統合
2012年、種類の多い一時居住査証と就労査証を整理統合し簡素化。
○申請条件
◆オーストラリアの会社または海外の会社にスポンサードされていること。雇用主が就職に同意しても移民局がその仕事に対する外国人雇用を認めないと査証発給されません。またオーストラリアでの雇用職種は今までの経験職務関連である必要があり、移民局は職種を重視していて実務経験がある即戦力申請者を優先します。
◆雇用主は合法的に設立された会社で、移民局へスポンサーシップの申請をする必要がありますが、複雑な各種提出書類などが必要なため、会社によっては査証エージェントに依頼すること
があります。尚、雇用主は雇用者の医療福祉関係の財政的責任を負うことが義務づけられています。
◆審査は、スポンサーシップ・会社の査定、申請者の職務の審査、申請者個人の審査が行なわれます。また技術査定や個人査定は取得資格の証明書、履歴書・経歴書、スポンサーシップ証明書なとが必要で、審査は通常4-6ケ月かかります。
◆発給が却下された場合、再審の要求も可能。申請時に申請者が国外居住の時は国外発給、国内居住時は国内にいる必要があります。
◆スポンサーシップの承認が下りると、雇用主に「Nomination Approval Number」と「Transaction Reference Number(TRN)」が発行されます。申請者はこの番号を申請書に記入して査証申請します。
◆健康診断書は、申請者がオーストラリア国内にいる場合は移民局、日本にいる場合は在日大使館にTRN番号を明記した健康診断書を提出。
◆雇用主のスポンサーシップには、SBS(スタンダード・ビジネス・スポンサーシップ)とPQBS(プリ・クォリファイド・ビジネス・スポンサーシップ)があり、SBSは10人以内の外国人雇用に限られ、PQBSには外国人雇用人数に制限がありません。
○申請添付書類
パスポート/戸籍謄本/最終学歴の卒業証明書/勤務先の在籍証明書/各種資格証明書/写真/健康診断書/レントゲン検査報告書/その他要求される書類/
<英語力証明>
IELTSの話す・読む・書く・聞くの各項目スコアが5.0以上。またはOET(Occupational English Test)にて各セクションB以上あることが必要。
<英語力証明が免除される人>
◆年間給与額が96,400豪ドル以上の人
◆英語による授業を中学・高校・大学にて通算5年以上継続した人