国際交流イベントBOOK
国際交流イベント開催国を更に詳しくレポート!動画配信&タウン情報もアップ!
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先日、1月26日(土)に国際交流イベントVol.14 〜ロシア〜を開催いたしました。
当日は、たくさんの方にお越しいただきとても賑やかな国際交流イベントになりました♪
ゲストスピーカーに、NHKテレビ『ロシア語講座』にも出演経験のあるピスクノーワ・オクサーナ先生にお越しいただきました。
神奈川県日本ユーラシア協会の方や、先生のお知り合いのロシア人学生の方にもご参加いただき、新しい出会いがたくさんありました☆
オクサーナ先生には、文化・住む・学ぶ/働くの3つの側面からロシアについて紹介していただきました。オクサーナ先生のプレゼンテーションをお届けします!
◆文化◆
【地域ごとに違うロシアの民族・文化】
大きく分けて、ロシアの地域は4つに分けられる。
ヨーロッパ側のロシア、ソチ、カフカース地区、シベリア。
それぞれの地域で、完全に違った民族衣装や文化、宗教などがある。
シベリアに住む人たちは主にモンゴリアンでマイノリティ。
彼らのうちの何人かは、自分達の独特な文化や言語を今も持っているが、若い世代などは完全に失っていることが多く、伝統的な文化を何も知らない世代も多い。
このように、ロシアはマルチカルチャー。
このような文化から、ロシアの人々は全ての人種に寛大。アジア人がいても、町でもあまり珍しがられない。
【ソビエトの時との違い】
ソビエト連邦のとき、人々はよく移住をした。
その理由に下の3つが挙げられる。
理由1:仕事のため。違う支社に行く為や、より良い仕事を探す為。
理由2:兵役 90%の男性が軍に行かなければいけなかった。大学生でも卒業後に行く。
理由3:大学まで教育が無料だった。
しかし、卒業後に政府が掲示した場所に行き、働かなければ行けなかった。例えば、シベリアの小さい町に行き数年働き、一生帰ってこないこともあった。
現在は教育は有料。優秀であれば奨学金もある。
現在も移住はよくあり、ロシアの人々に「どこ出身?」という質問はとても難しい質問。
・・それがロシアのライフスタイル一つでもある。
【ロシア人のライフスタイル】
一人のロシア人男性の写真をお見せいただき、その人を”一般的なロシア人”として、「その人のライフスタイルはどのようなものか?」というのを説明してくれました。
まず、彼の名前。ロシア人は3つの名前を持っているようです。
・Sergey
・Vladimirovich
・Belov
一つ目は自分のファーストネーム。
三つ目はファミリーネーム。
真ん中が何かと言うと、お父さんのファーストネームなんだそうです。
ロシア人は人のミドルネームを見ると、その人のお父さんの名前を知れちゃうんですね~
ちなみに、女性と男性では、名字の最後の文字が変わるらしいです。
女性は名字の最後にaがつくらしく、これはロシア語の文法によるものだそうです。
さて、早速ロシア人のライフスタイルについて知りましょう!
What is his life?
①結婚・恋愛
ほとんどの人が早くに結婚する傾向にある。大半の母親が娘に「25歳で結婚するのは遅い!」というのは一般的。
19歳や20歳で結婚するのが普通。学生のうちに結婚し、寮で一緒に住んでることもある。
ロシア人は恋愛についてタフ。もちろんひとぞれぞれだが、わりと、恋愛について話すことも、離婚経験についてあまり隠そうとせずオープンに話すことができるらしい。
②ロシア人の趣味
・サッカーを観るのが大好き。観る時はビールは必須!
ウォッカではなくて断然ビール。ロシア人はウォッカのイメージが強いが、ウォッカは特別な機会にだけ飲む。
・劇場やオペラ、バレエ鑑賞
若者でもデートで行くそう。ロシア人にとっては、小さい頃から親しんでいるもので日常的。映画よりも人気。
※行く時はジーンズやセーターは着ないように。少しフォーマルにしていく。
③ほとんどの人が大学に進学する。
④車の所持
ヨーロッパ近くに住んでる人は、車は韓国産かヨーロッパ産。
アジア側に住んでる人は絶対的に日本産の車。
⑤住む場所
大半の人はアパートや・マンションに住む。小さい村や町に住んでる人は一戸建てなど大きい家。
外はそんなに美しくはないが、中はとても快適で暖かい。
ほとんどの人は賃貸でなくアパートを購入する。なので、もし日本人がロシアに行くとしたら、賃貸のアパートを見つけるのは難しい。
⑥Dacha
Dachaとはセカンドハウス。小さい家のことで、野菜やフルーツを育てる家。
モスクワなど都市では高いので持っている人は限られるが、田舎のほうに行くとほとんどの人が持っている。
⑦食べ物
自分で育てた野菜やフルーツでピクルスやジャムなどを作るのはロシア全土で一般的。
ハム、ジャム、肉、脂っこい魚(ロシア人はよく食べる。)
有名なシチューはボルシチだが、100種類ほど様々なスープやシチューがある。
これ!と言えるロシアの主食はなく、ポテト、ライス、パンなど場所によって違う。
⑧パーティ
ロシアでパーティをすると長時間になる。ロシア人にとって日本人が居酒屋でたったの2時間しかいないのは理解ができないらしい。
ロシアでのパーティは、昼2時か3時に始まり、次の日の朝まで続く。
レストランでも2時間は短すぎで、よく閉店まで長居をする。
⑨お酒
ビールは日常的な飲み物。ウォッカは特別な機会のためのもの。
ロシア人は乾杯の前にスモールスピーチをするのが好き。飲み会の間、1回だけでなく何十回も何百回も乾杯をする。
「To friends」など短いものもあるが、何かしらスピーチをするのが通常。
⑩ロシアの祝日
アーミーデー:日本のバレンタインデーみたいなもの。女性が男性に贈り物をする。
◆住む◆
【ロシアに住むにあたって気をつけるべきこと!】
①お酒の席
・女性はあまりお酒を注ぐべきでない。
・手酌をするべきでない。アルコール中毒と思われる可能性が!
②偶数は縁起が悪い!
ロシア人にとって偶数は死人に贈る数。なんでも必ず奇数にそろえるべき!
③招待された時
もし誰かの家に招かれたら、必ず手土産を持っていくべき。
スウィーツやワインなど喜ばれそうなもの。また、ロシア人はお花をあげると喜ぶ。
でも間違っても偶数で贈らないように!もう話しかけてもらえないかも。。。
④家を探す時
上記で述べたように賃貸の家が少ないので苦労するかも。また、ロシアの家は最初から全て家具が備え付けのところがほとんど。
家の管理人とトラブルを起こすと大変なので、家具は大事に扱うべき。
【ステレオタイプとは違うロシア人】
・ロシア人は毎日お酒を飲むわけじゃない。でも、特別な機会などで飲む際はたくさん飲む。
ここがステレオタイプと違う。
・笑わないロシア人。
ロシア人は笑うために理由が必要。接客でもあまり笑顔を見せない。ロシア人は知らない人に愛想を振りまかない。理由もないのに微笑まない。
最近の若者はもっとオープンだが、年配の方はそういう傾向。
でもロシア人が冷たいわけではない。友達になればとてもフレンドリーになる。
お店での接客もあまり笑顔を見せないらしく、ロシア人にとって日本人の接客はとても感動的なものらしい。
◆学ぶ/働く◆
【ロシアで学ぶ】
外国からの留学生がとても多い。ソビエトから続くとても良い伝統。
その理由として、高水準の教育が挙げられる。
エンジニアリング(medicine, science)を学ぶのが最適。語学留学も良い。
芸術も活発。クラシックバレエ。演劇。オペラ。サーカス。
**留学中に日本人が直面するかもしれない問題**
ロシアの学生は少し怠け者かも。ビックリするくらいパーティ好き。
もし寮で一緒に住むなら、飲みに行くのも出かけるのも全て一緒にする。
人によっては、居心地が悪い可能性もあり、シャイな人には難しいかも。
【ロシアで働く】
ロシアでどんな仕事があるのか説明していただきました。
・オペラ団、サーカス団などの通訳
「ロシアで学ぶ」でも飲めたように、ロシアは芸術が活発。
サーカス団、オペラなどの団体はよく日本にもツアーで行く機会があり、通訳をしてくれる人材が必要。
自分で演技する立場でなくても、そういったかたちで芸術面に関われるチャンスがある。
・日本食レストラン
日本食はとても有名で人気。ロシア全土に、高級なレストランもあれば、リーズナブルな店もある。スーパーマーケットでも日本食を見つけられる。
・ヘアドレッサー
オクサーナ先生の日本人の知り合いでも、ヘアドレッサーとして成功している方がいる。
ロシア人女性は日本のファッションデザイナーや資生堂などコスメブランドなどをよく知っている。
ロシア人は伝統的な日本もモダンな日本も知っている。
・農業
良いビジネスチャンスの一つ。
【注意点】
・ロシアでビジネスを始めるとしたら、協力してくれるロシア人を探すべき。
良い弁護士なども雇うべき。
問題などはビザ。
・もしロシア人スタッフを雇う側になったら、スタッフと友達のように仲良くなるべき。家に招いたり、一緒にレストランに連れて行ったりしましょう。
家族のようになるのが、ロシア人スタッフと良い関係を築くために大事らしいです。
先生のプレゼンテーションは以上です!
冗談を交えながら、お話しいただきとてもわかり易かったです^^
途中でロシア人の参加者の方から、「僕らの世代は・・・」などの意見も出て、先生が「Old generationでごめんね!」なんていうやりとりもあり・・・笑
様々なロシア人の方の意見も聞けてとても貴重な時間になりました。
その後は、ロシアの伝統的な料理、ボルシチをいただきながらランチパーティを行いました。
先生にも、参加者の方からも「おいしい!」と合格点をいただきました。
ロシアの民族衣装や伝統的な小物、女性用のストールなど披露していただきました!
ストールの巻き方を見せてくれ、皆さんから「かわいい~」という声も^^
女性の参加者の方は小物に興味津々でした♪
賑やかな国際交流もあっというまにおしまいの時間・・・・
知らなかったロシア文化、ロシア人の生活のことをたくさん知れました!
オクサーナ先生ありがとうございました^^
今回お越しいただいた方、ありがとうございました!
次回の国際交流イベントの詳細は追ってお知らせいたします。
次回もぜひよろしくお願い致します~♪
ルーブル。1ルーブル=1カペイカ。32ルーブルが100円程度。
ロシア語。その他に27の地方言語がある。
朝も夜も昼も使えるのが「スドラーストヴィーチェ」。一番カジュアルな言い方は「プリヴィエート」、「やあ」という意味。
“スコリーカ ストイート?”「これいくらですか?」
モスクワ、サンクトペテルブルク、ノヴォシビルスク、エカテリンブルク、ニジニ・ノヴゴロド
モスクワ“赤の広場”(写真)、クレムリン、サンクトペテルブルグ歴史地区
大きな都市には地下鉄が通っている。モスクワとサンクトペテルブルグの地下鉄はエレガントなのに安い。乗車券は全て一律料金。モスクワでは朝5時~夜1時、サンクトペテルブルグでは朝5時~夜0:15まで運転している。
最も主要なのはロシア鉄道。シベリアからモスクワまで広範囲で動いている。ポーランドやフィンランド、エストニア、モンゴルなど隣国に行くのも可能。
犯罪問題はロシアの深刻な社会問題。殺人事件が多い。2006年から減少しつつあるが注意する必要がある。
日本→ロシア:010(国際電話接続番号) + 7(ロシアの国番号) +市外局番 + 電話番号(市外局番の最初の「0」をとる)ロシア→日本:8-10(国際電話識別番号)+ 81(日本の国番号)+市外局番と携帯電話の最初の0を取った番号+ 相手先の電話番号
220ボルト50ヘルツ。プラグはヨーロッパCタイプが一般的。
ロシア人 79.8%、タタール人 3.8%、ウクライナ人 2%、バシキール人 1.2%、チュヴァシ人 1.1%、その他12.1%
有名なものはボルシチ(写真)、ピロシキ。フォルシュマークなどオーブンを使った焼き物も多い。フォルシュマークとは、刻みニシンとマッシュポテト・たまねぎのみじん切りを加えて焼いた料理。
夕食のときに乾杯をするのは普通。1回の食事で何回も乾杯する。
この時お酒が残っているグラスには継ぎ足してはいけない。
ロシア人は小さい頃からマナーについて教育されており、ロシア人に道を聞いたら大抵の人が目的地まで連れて行ってくれるという親切な一面がある。
電車の中で、自分が持っている飲み物や食べ物を他の乗客とシェアするのは日常的。
"почемучка" 「多くの質問をする人」という意味。英語の翻訳がない。
マースレニツァ (Maslenitsa)。ロシアの伝統的なお祭りで「冬を送る祭り」という意味。
毎年2月または3月に開催。今も昔もロシアの人々に愛される伝統的なお祭り。
ロシア正教では、パスハ(復活大祭)の前の7週間をヴェリーキー・ポストと呼ばれる精進の期間としている。そのポストのもう1つ前の一週間がマースレニツァである。ヴェリーキー・ポストの期間中は、肉や卵、乳製品を一切口にしてはならないので、その前のマースレニツァで人々は盛大に飲み食いして精進に備える。また、マースレニツァでは陽気に歌い踊り、様々
伝統的な民族衣装ははたくさんあるが、一番歴史的な服は「Sarafan」。昔は農民が着る服だったが、現在ではロシアの人気のお土産のひとつになっている。
水道水はあまり飲まないほうが良い。ほとんどのロシアの家庭ではフィルターを使っているので安心だが、フィルターがない場合は使う前に沸騰させた方が良い。
ロシアでは特に飲酒・喫煙の年齢制限が設けられていないが、18歳以下は店頭で購入することを禁止されている。
最も人気のチャンネルは、NTV、Russia 1 、Channel one。“Jimmy Kimmel Live"や“X-Factor”に似たようなテレビ番組が人気。
ロシア人はお酒を飲むのが大好き。町でバーなどを探すのには困りません。
ナイトクラブも多く、特にモスクワは有名。高級店などもあり、ペットボトルの水が20ドルもするところも。
モスクワの多くのクラブではレストラン、バー、ショップなどそれぞれのフロアごとに楽しめる。
サントペテルブルグではモスクワほど賑やかではないが、ローカルの人たちが来るようなフレンドリーな雰囲気が楽しめる。
服:【女性】40(S)、42(S)、44(M)、46(M)、48(L)、50(L)、52(XL)、54(XXL) 【男性】44(XS)、46(S)、48(M)、50(L)、52(XL)、54(XXL)
靴:【女性】35.5(22cm)、36(22.5cm)、36.5(23cm)、37(23.5cm)、37.5(24cm)、38(24.5cm)、38.5(25cm)、39(25.5cm)、39.5(26cm) 【男性】39(25cm)、39.5(25.5cm)、40(26cm)
ロシア人口の141,888,900人のうち、6,955,315人が英語を話せる。
ホテルやインターネットカフェではダイヤルアップ接続で使うことができる。
モスクワやサントペテルブルグではwi-fiを使えるところも多く、1時間ごとの料金が決まっている。
ロシアのSIMカードを買うのがおすすめ。100~200ルーブルと安く買うことができる。少しの無料通話分付き。
携帯電話本体も1000ルーブル程度。しかし、SIMカードを購入する際、ロシアのパスポートが必要なので、知り合いのロシア人を連れて行く必要がある。
就労ビザ(Employment Pass、EP)
◇必要書類
1.申請者のパスポート原本
2.電子査証申請書(EVA)
3.写真1枚
4.ロシア内務省が発行する「招待状」
5.非エイズ検査診断書
・2013年1月21日より、在日ロシア領事部では、査証発給の際、すべて電子査証申請書(EVA)にて受付けることとなりました。申請書は、ロシア外務省領事局の専用サイトhttps://visa.kdmid.ru(申請書の記入手順について、ロシア語や日本語、その他の外国語による説明あり)にて取得し、ロシア語、もしくは英語で入力し、印刷してください。
・日本国籍の方がロシア連邦に入国するためには、東京、札幌、函館、大阪、新潟いずれかの在日ロシア領事部(館)にビザを申請する必要があります。
・ビザには招待の形態や渡航期間により有効期間が定められており、ロシアへの入国回数に応じ、シングル、ダブル、マルチプルの3 種類があります。
・労働許可は、業務ビザとは異なり、外国人雇用ライセンスを所持している企業のみで就労が可能である。労働契約期間に応じた労働許可と内務省許可の招聘状が発給され、日本のロシア大使館で就労ビザを申請する。駐在員用の就労ビザは、有効期間が1年間のマルチプルビザとなる。本社が日本にある駐在員事務所で働く場合に発給される。地域によっては、労働許可を必要としない所もある。
○就労査証・労働許可
外国人雇用ライセンスを所持している企業のみ就労可能。雇用主がロシア内務省旅券査証局(PVU/Pasportno-Vizovoe Upravlenie)に申請し、労働契約書・業務内容と給与が明記された書類などを提出すると、最長1年以内の労働契約期間に応じた労働許可と内務省認可の招聘状が発給されます。
所要1~数ケ月。また、被雇用者は在日ロシア大使館に招聘状が届いているのを確認後、就労査証を申請します。就労査証の有効期間は3ケ月。入国後、滞在登録手続き後、居住地を管轄する地方移民当局にて最長1年間のマルチプル査証に切り替えます。更新可能。
※特殊技能を持つ外国人への簡素化制度は廃止され、ジャーナリストを除く全ての外国人の就労には就労査証の取得が必要となります。