国際交流イベントBOOK
国際交流イベント開催国を更に詳しくレポート!動画配信&タウン情報もアップ!
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2月23日(日)に国際交流イベントVol.25 〜シンガポール〜が開催されました。
ゲストスピーカーとしてシンガポール出身のジェニスさんとジェニファーさんにお越しいただきました。
お二人とも国際理解の指導者で、それぞれ荒川区と横浜市で働いています。
国際交流イベント初のゲストスピーカー2名でお届けしました!
【とても若い国】
ジェニスさん:シンガポールはマレーシアの下にある小さな国です。
1年を通して35℃と暑いです。毎日、泳ごうと思えば泳げます。
歴史について少しお話しましょう。
1819年にイギリスの東インド会社のラッフルズが上陸してシンガポールという名称になりました。貿易港として発展しました。
1942年から1945年まで日本に占領され、その後1946年から再び
イギリスの統治下に置かれました。1963年には一度マレーシア連邦になりましたが、
争いがあり脱退することに決め、1965年に都市国家として独立しました。
E:ということはとても若い国なんですね。
ジェニスさん:そうです。とても若い国です。
計算すると。。。49歳ですね。1965年8月のことです。
【様々な宗教】
ジェニスさん:多民族国家ですから基本には色々な宗教があります_。
主な宗教は仏教、キリスト教、イスラム教、そしてヒンドゥー教です。
E:あなたはどの宗教ですか?
ジェニスさん:私の両親は仏教徒ですが、私はキリスト教徒です。
個人によりますが、ほとんどの中国系は仏教徒が多いですね。
インド系はヒンズー教徒が多いです。マレーシア系にはイスラム教徒が多いです。
人種によって違いますが、個人の判断で改宗することもあります。
E:信じる宗教によって争いとかはないんですか?
ジェニスさん:ありませんね。調和がとれてると思います。違う言葉をしゃべり、違う宗教を信じていても小さい国家の中で生き残らなくてはいけないので。
国が独立した時から、お互い協力して、尊重し合って生活するのが当たり前のようになっています。お互いの宗教や文化を観察し、理解しあってると思います。
【就業事情について】
ジェニスさん:就業事情についてです。ほとんどの会社が週5日営業です。
週44時間労働になっています。年に2~3週間の休暇をもらえます。
会社の規模とかにもよりますが、7日間から21日間の休暇を好きな時にもらえます。
フレキシブルにもらえるし、ボスに相談すれば21日間の休暇も可能です。
日本は長くても5日間とかですよね?日本のように休暇にシーズンがありません。
日本は一定の時期にほとんどの人が同時に休暇をとりますよね?
お盆とか、ゴールデンウィークとか。
シンガポールでは個人のスケジュールに合わせて休暇がとれます。
それにお給料は高いのに税金が少ないのが特徴です。
ボーナスは1年に1回年末に1ヶ月分だけです。
50歳以下の従業員は20%の税金を払います。雇用者は16%の税金を払います。
シンガポールでは女性は結婚した後も仕事を続けます。
結婚したからといって仕事を辞める人はほとんどいません。
メイドを使うんです。メイドを使う事は一般的なことです。
また託児所に預けたり、両親の助けを得たりすることもあります。
E:結婚をして両親と同居するんですか?
ジェニスさん:いいえ。結婚をして同居する夫婦は少ないです。
結婚したと同時に公営住宅の申し込みをするのです。
結婚すると同時に家を出るのが普通です。
E:引退するのは何歳ですか?
ジェニスさん:職業にもよりますが55歳~60歳です。
E:ありがとうございました。次はジェニファーの番ですね。
【Fineな国、シンガポール】
ジェニファーさん:『Singapore is a fine country.』言われます。
3つのfineがあります。意味がわかりますか?
ひとつは元気と言う意味。もうひとつは天気が良いと言う意味。そして「罰金」ですね。
シンガポールにタバコを持ち込めません。持ち込もうとすると税金を取られます。
喫煙は限られた場所だけで許されています。もし喫煙してはいけない所でタバコを吸うと日本円で8万円を罰金としてとられます。
また鳥に餌をやったりしてはいけません。横浜の学校で子供たちに教えていますが、子供たちが「どうして餌やっちゃいけないの?かわいそう」って言います(笑)
鳥の声などの騒音や糞害を防ぐために、鳥に餌をやってはいけないことになっています。
E:鳥の数をコントロールするためですか?
ジェニファーさん:そうです。また衛生面でもぜんそくなど体にも悪い影響がありますからね。
以前、高速道路でバスが止まって道路脇で男性が立って用を足しているのを見たことがあってちょっとびっくりしました。カメラで撮ろうと思ったくらいです。
シンガポールでは絶対許されないことですから。
トイレの流し忘れもダメです。
シンガポールには有料のトイレばかりで日本のトイレが無料なのにはびっくりしました。
温かい便座でトイレットペーパーも無料。シンガポールではトイレに入るたびに20セント(約16円)を払わなければいけません。
ヨーロッパはもっと高いですよね。入るたびに1~2ユーロを払わなくてはなりませんから。
シンガポールは水が不足しています。
私たちが使っている水はマレーシアから来ています。
マレーシアはジョホール海峡に通したパイプラインで水を輸入しています。
近年はシンガポールの政府は「ニューウォーター会議」で
水をリサイクルして飲み水にするという方法を使い始めました。
今現在貯水池が16ヶ所ありますが、まだ十分ではありません。
国内の水の需要の30%を再生した水で賄っています。
街の中の花を摘んではいけません。
全ての花は政府のもので、政府はシンガポールを美しい街にしようとしています。
シンガポールにはガムを持ち込んではいけません。ガムを売ってもいません。
一部、医療目的で薬局にガムが売ってるだけです。
E:こういう罰金のおかげでシンガポールはとてもきれいな街だということですね。
ジェニファーさん:もっとも重大な罰金に落書きがあります。3年前にスイス人の32歳のエンジニアの男性が木に落書きをして
5ヶ月の刑務所生活と1日5回の杖打ちと5000シンガポールドルの罰金が科せられました。caneってわかりますか?
今日、現物を持ってきましたが、これは家庭用のもので警察が使うものではありません。
街中で100円で売っています。お父さんお母さんが使うものです。
また学校で先生や校長先生が使うのも許されています。
この罪を犯したスイス人にはもっと大きくて痛くて強いものが使われました。
どなたかやってみたい人がいたら後でお貸ししますのでやってみてください。
子供にする時は手のひらかお尻をはたきます。
家の水ガメの中に水を残していたりすると罰金が科せられます。蚊の発生を防ぐためです。
シンガポールでは恐れているものが2つあります。蚊と鳥です。
鳥インフルエンザを恐れているのです。蚊はデング熱を引き起こします。
体の細胞を攻撃して薬でも治らないことがあります。
罰金を科して街の中をきれいで安全な街にして、国を守っているのです。
プレゼンテーション後は参加者とボボチャチャを食べながらの交流タイム。
ゲストスピーカーのジェニスさんとジェニファーさんから“現地の味”という嬉しいお言葉を頂きました。
通貨単位はシンガポール・ドル(記号はS$)、補助通貨単位はシンガポール・セント(記号はS¢)。S$1=約80円。
公用語は英語、マレー語、華語(標準中国語=マンダリン)、タミル語(インド系に母語とする者が多い)である。これらの言語は平等に扱われ、学校教育でも、各民族語が英語とともに必須科目として教えられている。シングリッシュ、シンダリン(シンガポール式華語)など、それぞれの言語で、独特の発音や他言語の語彙・文法の混用などが見られる。
マレー語:おはようございますSelamat Pagi (スラマッ パギ)/こんにちはSelamat Tengah Hari (スラマッ トゥンガ ハリ)/こんばんはSelamat Petang (スラマッ プタン)また、シンガポールには様々な国籍の人がいるのでどこからきたんですかと聞かれることが多い。
Berapa itu? ブラパイトゥ (それいくら?)
シンガポール
マーライオン公園。ワンフラトンの海側にある整備された公園に建つマーライオン。この上半身がライオンで、下半身が魚の姿のマーライオンは、シンガポールの象徴的役割を担っている。この公園からの眺めはよく、夜景も美しい。ここは人々の憩いの場となっており、観光客の記念撮影場所としても人気が高い。
空港から市内へはMRT(Mass Rapid Transit)のほか、市街地の主要ホテルに向けてエアポートシャトルも運行している。タクシーも安いので気軽に利用できて便利です。路線バスもあるが、大きな荷物の旅行者にはおすすめできない。
シンガポールの公共交通機関は国内を隈なく網羅しているので、旅行中の移動は簡単。MRTも路線や駅の増設で、ますます便利になってきている。ほとんどの観光地へはMRTでアクセスできる上、運賃も安いので、上手に乗りこなしましょう。タクシーも日本に比べて割安なのでおすすめ。
公共交通が発達しているため移動が楽。市内と同様。
シンガポールは治安の比較的落ち着いた国ですが、スリや白タクによるぼったくりには注意。
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電圧は230Vで周波数は50Hz。プラグは四角形の穴が3つのタイプ(BF型)が一般的だが、一部には丸穴が3つのタイプ(B3型)もある。日本の電気製品をそのまま使う場合には変圧器が必要。
中国系が75%と最も多く、マレー系が13%、インド人が8%で構成されています。その他永住権を持つ外国人が10万人、移住外国人が31万人と、全人口の1割以上を占める。
チキンライス:シンガポールのローカルフードの中で、最も有名なものの一つ。1950年代前後に中国の海南地方の出身者たちが持ち込んだ料理と言われている。やわらかく煮込まれたジューシーな鶏肉と、その鶏のスープに生姜とニンニクを効かせたもので炊いた、風味豊かなごはんのセット。
ガムを持ち込んではいけない。シンガポールでは「ガム」の製造が禁止されている。製造はおろか広告までも禁止され、医療目的のガム以外は発売が許されていない。また清潔でゴミのない国のイメージを保つため。
公式言語ではないが、多くの人が使っているシングリッシュがある。シングリッシュは、英語と中国語、マレー語、タミル語、そして地元の言葉をブレンドさせたユニークなスラング。
タイプーサム:ヒンドゥー教の主神であるシヴァ神の息子、ムルガ神に敬意を表す祭り。 タミル暦10番目の幸運の月、「タイ」の満月の日に行われますので毎年変動する。熱心なヒンドゥー教徒は神の恵みを求め、忠誠を誓い、感謝の意を表すためミルクの入った壷と、木やスチールでできた『カバディ』と呼ばれる一人用の飾り神輿を運ぶ。しかし、その運び方が普通じゃない。釣り針のようなものを自分の皮膚に刺しひもを付け、重いものでは10キロ以上もある神輿を皮膚の力のみで運ぶ。
民族衣装は基本的にはなく、それぞれの民族衣装になる。シンガポール航空のCA衣装であるサロンケバヤともいわれるが、これはマレー系の民族衣装。
衛生管理が行き届いているので、そのまま飲んでも差し支えない。気になる人はミネラルウォーターを飲んだほうがよい。
屋内、屋外とも飲食関連施設では一部の喫煙指定場所を除いて禁煙。飲酒は18歳からだが、泥酔状態で発見されると罰金・罰則の対象になる場合もあるので、飲みすぎには注意。
番組の4割くらいがシンガポール国営放送のもの、6割くらいが、アメリカ、英国、オーストラリア、中国、香港、日本、インドネシア、インド、マレーシアなど外国のテレビ局の番組を買い取ったものや外国製映画だ香港のテレビドラマがとても視聴率が高いそう。
リババリー・ロードからロバートソン・キー方面に伸びるモハメド・サルタン・ロード。このストリート沿いには、夜間営業が中心の飲食店が多く集まり、流行に敏感な若者たちが集まるエリアとして知られている。バーやクラブはもちろん、最近はシンガポーリアンをターゲットにした日本食のレストランも目に付くようになった。またダンスクラブ「ズーク」も有名。
ヨーロッパやアメリカからの輸入品も多いので、サイズ表記はまちまち。
靴:【女性】35(22cm)36(23cm)37(24cm)38(25cm)【男性】40(25cm)41(25.5cm)42(26cm) 43(27cm) 服:【女性】36(7号)38(9号)40(11号)42(13号)44(15号)46(17号)【男性】36(36)37(37)38(38)39(39-40)40(41)
通じる。でも何かが違いますシンガポールではシングリッシュという中国語やマレー語などが混ざった独特の英語が話されている。
インターネットの普及率はアジア諸国のなかでも際立って高いが、スピードは遅めで料金も日本より高め。
プリペイドSIMなら旅行者でも十分に使いこなせ、比較的安価で金額的にもメリットがある。
○EP/エンプロイメントパス(就労許可)
就職または個人事業を含む起業の場合はエンプロイメントパス(EP)の取得が必要。職種などによってPパス、Qパス、Sパスの3種類に分かれます。申請から発給まで所要3週間。査証免除滞在からの切替取得可。審査はシンガポール人材開発省(MOM)で行われ、転職する場合は、新しい雇用主の下で再申請が必要。一度の申請で認可されない場合の再申請も可能。申請中または再申請中に働く必要がある場合は、雇用主が別途テンポラリーパスを申請取得すれば合法的に就労できます。※看護師、医師、教師、弁護士の申請には、それぞれの政府管轄機関への登録証明書が必要。
■Pパス
Pパスは高学歴の専門家や管理職、投資家・企業家などが対象。有効期間は1~5年、更新可能。
◆P1パス/月収が8000Sドル以上の人。◆P2パス/月収が4500~8000Sドル未満の人。
■Qパス
技能労働者、技術者で規定の学歴を持ち、月額基本給が3000Sドル以上の人が対象。最低GCE(大学進学、就職の際に選考基準となる統一試験)のOレベルを5つ有するか、国立技術許可書の第2レベルまたは同等資格であることが必要。有効期間は1~5年、更新可能。
■Sパス
2004年の移民法改正によって導入された新しいパス。以前のQ2パスに代わるものとして、パス取得が困難だった外国人の雇用をカバーするのが目的。有効期間は2年間、3年間の更新が可能。月収は2200Sドル以上(2013年引き上げ)、学歴・専門技能・職種・経験年数などをポイント制にて審査されます。尚、外国人就労者全体の5%までが割り当てられます。
<雇用税>
企業がSパスにて雇用する場合は、LEVY(外国人雇用税)を支払う義務があります。税額は2014年時点で315~550Sドル。2015年には330~650Sドルに引き上げ予定。理由は外国人労働者の伸び率を抑制する必要性が生じたため。
■就職時の取得手順
就職内定が出た時点で非雇用者は申請書類を雇用主に提出。雇用主はその人材がなぜ必要なのかをアピールする推薦状を書き、申請書類とともに人材開発省MOMにEPを申請。審査機関は通常1ケ月以内。許可通知書が出た後、非雇用者が移民局に通知書と健康診断書、パスポートをもって行くと約2週間で発給れます。
<必要書類>
◆申請書Form8◆英文卒業証明書◆英文職歴証明書◆写真1枚◆英文履歴書◆健康診断書◆法人登記証明・会社概要・日本の親会社の推薦状・現地法人の推薦状など◆申請料は1年当たり30Sドル。
<健康診断書>
Pパスは検査不要。QパスとSパスはレントゲン、エイズ検査が義務づけられ、レントゲンで結核またはエイズ検査で陽性の診断が出た場合は強制退去が命じられます。診断書は労働省の所定用紙を使用し、申請前3ケ月以内のものが必要です。日本で検査を受けた場合、日本語記入のものは無効。尚、更新時の健康診断はシンガポールで受ける必要があります。
<取得環境>
男性は大卒・女性は短大卒以上の学歴、専門職や技術職資格、3年以上の職歴が望まれますが、板前さんやエンジニアなどの技術者は、高卒でも経験があれば取得可能。
○WP/ワーキングパーミット
■一般労働許可
エンプロイメントパス発給に該当しない、メイド・建設作業員・ホテル現場スタッフなどの特定職種が対象。主に途上国労働者に適用され、企業がWPにて雇用する場合は、LEVY(外国人雇用税)を支払う義務があります。適用労働者の国籍はマレーシア、インド、スリランカ、タイ、バングラデシュ、ミャンマー、フィリピン、香港、中国、台湾、韓国など。雇用人数と対象国籍は業種別に決められ、入国前の事前承認が必要です。また雇用する企業は外国人労働者一人当たり5000Sドルの保証金納付と業種別に定められた外国人雇用税(levy/月額設定)の支払いが必要となります。
○労働許可の厳格化
シンガポールは外国人の労働環境が進んでいる国として知られているものの、2010年以降は外国人の雇用規制強化を実施。総人口540万人の内、外国人居住者が約40%を閉めていることから、外国人に依存した経済環境を見直そうというもので、外国人の増加による不動産価格の上昇や賃金の低迷などによる国民の不満が背景にあります。